不動産投資と株式投資はどちらがパフォーマンスがいいかについて考えてみました。
不動産投資によって賃貸業を行った場合の実質利回り(経費、税引き後の手残り)は5%程度だと結構いい運用なのではないかと思います。
例えば1億円の不動産に対して年間500万円の手残りキャッシュを確保できれば実質利回りは5%となります。
500万円の手残りを残すためにはやはり、1億円程度の金額を投資する必要がありますね。
この点は株と異なり、金融機関からの借入でレバレッジを利かせることができる点が、不動産投資のメリットだと思います。
但し、いわゆるサラリーマン家に対しては現在金融機関が融資の引き締めを行っており、担保が無いと1億円も借りられなかったり、金利が高かったりする場合は実質利回りが大幅に悪化する可能性が高いと思います。
一方で同じ5%の実質利回りを株で取ろうとすると税引き前で6%の利回りが必要となるため、若干リスク高めの銘柄への投資が必要となります。
配当利回り6%であればソフトバンクGの子会社であるソフトバンクがだいたい6%となります。 ソフトバンク株を1億円投資することで税引き前で600万円の配当金を獲得できるため、税引きを500万円のキャッシュフローを達成できます。
但し、株を購入する資金として1億円も必要となるため現実的ではなく、かつ株価下落リスクが伴うことも注意する必要があります。
結論としては税引き後の実質利回り5%を確保することは不動産投資、株式投資ともにある程度のリスクを負わなければ取れない利回りであることが分かります。
私の場合は利回りとリスクのバランスを考える際に比較する利率は勤め先の会社の従業員預金の利率です。
通常、従業員預金はリスクゼロの資産となるためいわゆる、私にとってのリスクフリーレートとなります。
私のリスクフリーレートは0.5%であるため、いかなる投資も0.5%以上のうまみが無ければリスクを取る意味がありません。
おのリスクフリーレートは人によって異なると思いますのでそれぞれが検討してリスクと利回りのバランスを考えることが重要です。